相変わらず「オミクロン」で“おこもり生活”を余儀なくされる、どころか感染者の急増で去年のピークをあっさり越え、過去最多を更新中。当然、行動を控えるので話題にも事欠く。つい、思いつくままに数少ない話題を書き殴ってしまう。
ここ数年、本格的なカメラが、一気に「ミラーレス」に転換が進み、あれだけ優勢を誇った「一眼レフ」も最早“時代遅れ感”まで漂う。
■「一眼レフ」
「一眼レフ」とは「一眼」と「レフレックス」のこと。何だ?それ。「一眼」とは光の通る目(レンズ)が一つのこと。昔は「Rolleiflex(ローライフレックス)」に代表される「二眼レフ」というカメラがあった、というか主流だった。レンズが縦二つに並び、上の一つは被写体を覗くレンズで、光がミラーで反射して上のガラスに投影される。但し、左右が逆で。下の一つは撮影用で光を受け、シャッターの開閉でそのままフィルムに写し込む。フィルムは6×6版のブローニーという12枚撮りか24枚撮り。
戦後(古いね)「LEICA M」「NIKON SP」等距離計連動式を経て、「NIKON F」という「一眼レフ」が登場。これは撮影用のレンズのみで、被写体を見る時はミラーに反射した映像を頭に乗った「ペンタプリズム」で画像を左右に変換し、そのままの姿として見える。撮影の瞬間のみ、ミラーを一瞬跳ね上げ、光を真っすぐ通しフィルムに写す。
フィルムカメラ時代は、高校生ぐらいから大学生頃まで「アサヒ・ペンタックスSP」「ミノルタ・SR1、SRT101」の他、最後は長らく「ニコンF2」を愛用してきた。
しかし、フィルムカメラの時代は、生フィルムを長尺100feet缶(KODAK TRI-X)から、空パトローネに暗闇で巻き取り、撮影したらフィルムを薬品と現像ポッド?で現像、暗室の引き伸ばし機で印画紙に露光、現像・停止・定着の薬品処理をする。っていう超面倒臭い“写真術師”的大仕事をするのだ。
■「ディジタル化」
しかし、ディジタル化が訪れ、フィルムカメラ時代の超面倒臭い作業が無くなった時は、天国のような超楽な世界だった。ディジタルになった当初はまだカメラの性能は低く「カシオ」「オリンパス」「キャノン」・・を記念写真用に購入、小型のレンズ固定式だった。が、往年の“写真魂?”が芽生え、何台目かに「PANASONIC LX-3」というハイスペック・コンデジを使用するようになった。2007年購入なので今年で15年になるが、まだ充分現役。但し、レンズは(PANA)LEICAで高性能だが、オートフォーカスは超遅くて動く物には不適。
しかし、少し欲が出てレンズ交換式にした時、初めて「ミラーレス」の「PANASONIC GX-1」を購入(2011年)。だが、これはサイズがやや大きく、シャッター音も大きくて後釜を探していた。その後「PANASONIC GM-1」という超小型ミラーレス機が発売され、これだっ!!とばかり購入した(2014年)。「GM-1」は「GX-1」はもとより、レンズ一体型の「LX-3」よりもコンパクトなレンズ交換式ミラーレス機。既に生産終了しだが、まだ自身の主力カメラ。ポケットにも入る。
■「ミラーレス」
「ミラーレス」とは「ミラー」が「レス」?で、被写体を見る時は、映像を電子的に液晶画面或いはビューファインダーに表示する。撮影の際もレンズから直接撮像素子に写す方式で、「ミラー」を省いた機構。それによってレンズ後端と撮像素子の距離は短くなり、結果、レンズやボディーがコンパクト・軽量になったのだ。
そもそも写真を撮るには、小さく軽い機種が良いと思ってきたので、フィルムカメラ時代からオールマニュアルの「NIKON F2アイレベル」を使用してきた。従って、ディジタル化の簡便さでフィルムからあっさり転向。更に小さく軽いレンズ交換式「ミラーレス」の使用は必然の帰着だったのだ。
SONYは2010年ころにはミラーレス機を発売しているが、2017年頃に「αシリーズ」が市場で爆発的に売れて以来、当初は様子見のCANONが追随し、ついにNIKONも高級ミラーレス一眼市場に参入し、一気に「ミラーレス」主流になった。
■マイクロフォーサーズ
マイクロフォーサーズとは「Micro Four Thirds(M4/3)規格」で、2008年に「PANASONIC」と「OLYMPUS」の共同企画で発表された。現在は「PANASONIC」「OMデジタルソリューションズ(OLYMPUS)」に加えて、「SIGMA」「TAMRON」他もレンズを中心に供給している。
撮像素子はフルサイズ規格に比較して1/4程度のサイズだが、レンズと撮像素子の高性能化で、普通の撮影にはほとんど差異が感じられない。レンズ口径がコンパクトになり、当然ボディも軽量・コンパクトになる。
因みに当初の「Four Thirds規格」は、センサーサイズは変わらず、設計・製造技術の向上で「Micro Four Thirds」に取って代わられた。
今後、画期的なカメラが開発されれば別だが、この軽量・コンパクトな「マイクロフォーサーズ」の「PANASONIC GM-1」を相棒に撮影旅行をしたい。コロナが収束すれば・・・
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