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2022/02/11

西上州ゆるゆる訪城 その2 小藩の城下町を面影を味わう~安中城編②

さて、お次は本丸跡方面に向かいます。

いったん旧安中藩郡奉行役宅のある交差点にまで戻りまして、現地案内に「袋町」とある道を北に進みます。
こちらの道(袋小路?)の右手にはかつて会所や藩士の学校であった造士館があったそうです。

安中藩剣術指南役の「根岸松齢の碑」がありましたが、この辺りが造士館跡でしょうか?

この写真の左側が馬場だったもようです。道が真っ直ぐではないのは、これまた往時の名残りですかね。
こういうちょっとした意匠がかつての城下町の面影を味わわせてくれる部分ですが、住んでいる人たちにとってはいちいち面倒なんだろうなぁ~とも思います。

さらに進むと、安中市文化センターがありまして、こちらの敷地と小学校の校舎のある辺りが本丸だったもようです。

本丸の西側は、射場だったようですが、今は体育館とその駐車場になってました。

その体育館の南にあったのが、「安中藩安政遠足」と「日本マラソン発祥の地」の記念碑。
安中市のホームページによると、遠足は“とおあし”と読み、1855年に当時の藩主板倉勝明が藩士の鍛錬のために碓氷峠の熊野権現まで、中山道を徒競走させて着順を記録させてことがことが始まり。これが日本のマラソン発祥なんだそうです。熊野権現までの距離は7里余りとのことで、そーいえば、この前月に碓氷峠熊野神社を参拝した際にも、安政遠足については案内されていたな~なんて思い出しました。

本丸跡には遺構などはないもようで、文化センターと小学校の敷地の間を道が貫いております。そちらを東へと進んで、プール脇の小道に入りますと、突き当たりが坂口門跡。読めないですが表示板が建っております。
門跡を示す表示より立派な石碑は「八重が渕」とあります。
現地案内板によると、安中城主の寵愛を受けた女官のお八重が他の女官の恨みを買ってしまい、無実の罪を着せられて安中城北側を流れる九十九川の淵に投げ込まれれたのだそうです。そのお八重の慰霊碑だそうです。後日談もあるようで、そちらはどうぞ検索でもしてください。

なお、石碑のある場所からは、安中城の背面が鋭く切り立ったガケになっていて、さらには九十九川で防御を固めていたことがよくわかります。
浅間山もよく見えました。

さらに東に向かいまして、18号バイパスの上に架けられたお八重橋を渡りますと、

その先が太郎兵衛平屋敷跡。
かつては北側に向かって張り出していた郭(?)跡のようで、バイパスによって失われてしまいましたが、櫓や煙硝庫があったそうです。

お次は本丸の東側に行きます。

かつては広小路だった場所にある細い道を南に進むと、太鼓櫓跡および大手門入口の表示板があります。

民家の間の細道を縫うように進みますと、大手門跡の表示板がありました。

さらに東方面に向かいますと、東門の跡があります。
こちらもキツいクランクになってますね。

東門近くにある熊野神社は、安中城を築城する際にその鬼門を守るために勧請されたとのここと。未確認情報ですが、こちらの門は安中城の城門が移築されたらしいです。

ってなわけで安中城の散策は終了。
遺構はそんなになかったですが、小藩とはいえその城下町らしさを多分に感じることができましたので、実に面白かったですね。

なお、安中藩は新島襄が出身地(生まれは江戸の上屋敷だったそうですが)で、安中市にはその旧宅が移築されてるとのことですが…安中城跡からはけっこう離れているため、訪れるのは断念しました。なにせ、午前中に訪れた松井田城跡といい、こちらの安中城跡といい、かなり濃いお城めぐりなりましたので、すっかりヘロヘロになってしまいましたからね。

2022/02/10

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えーと、西上州碓氷郡の城跡めぐりの続きです。

松井田城の散策をひととおり終えたアタクシは、再び信越線に乗り込んで東へと向かいます。

ところで、今回の西上州のお城めぐりツアーは、まずは松井田城への訪城ありきでした。
とはいえ、せっかく碓氷郡までビンボーヒマなしなへたれサラリーマンが莫大な交通費をかけて行くわけですから、もうちょっと他の城跡も訪れておきたいところです。
ちょっと調べただけでも松井田城の近辺には面白そうな城跡がたくさんあり、例えば後閑城跡などはよく整備されていてなかなか見応えがありそうです。

ですが、いかんせん今回の交通手段は電車です。松井田城跡は駅から近かったからよかったのですが、駅から離れた城跡へはアクセスがキツイです。
信越線の駅沿いで、しかも交通費をかけただけのバリューを感じられるガツンとした城跡なんぞないものか? などと都合のいいことを思いつつ地図を見ている…と、ありましたね。

それが安中城です。

松井田城跡にも「安中郭」がありましたが、安中城は碓氷郡の国人領主・安中氏の本拠です。
安中氏はいかにも戦国関東の国人らしく、山内上杉家、武田家、後北条家などその主を変えて、最後は小田原征伐で後北条家が敗れると、所領を失い四散したそうです。
江戸期には井伊家が入って安中藩が成立し、廃城となっていた安中城は再建され、また城下町も整備されたとのことです。
安中藩は、井伊家のほか水野家、堀田家、板倉家、内藤家などが治めて明治維新を向かえるものの、明治6年の廃城令によって安中城は取り壊されてしまったとのこと。しかし町割りなどは今なお残っており、また、武家長屋とか郡奉行役宅なんかも復元されていることですので、コレは行かねばなるまい…と思ったわけです。

ってなわけで、安中城に訪れることにしたアタシは、安中駅で降車し、まずは国道18号バイパスを進みます。

碓氷川にかかる高架橋を渡っていると、妙義山や浅間山が遠望できました。
写真がヘタでお恥ずかしいorz

旧中山道に入り、しばらく歩くと郵便局がありまして、そこには本陣跡との案内がありました。

そこから北に向かって細い路地を進みます。
ゆるやかな上りとなっておりまして、安中城は南の碓氷川と北の九十九の間の高台に築かれているということは聞いていたものの、市街地化が進んでいて、ここまであんまりイメージがきませんでしたが…これで雰囲気がつかめた気がします。

細い路地の突き当たりにあるのが大泉寺でした。
こちらには井伊直政の正室、つまり安中藩の初代藩主の井伊直勝の聖母である東梅院のお墓があるそうです。ただ、アタシは境内までは行きましたが、墓参まではしませんでした。

大泉寺から東に少し歩いたところに町口門があったようです。
番屋跡の表示があった交差点は、ちょっと食い違い気味になってましたね。

町口門跡の正面にあるのが「旧碓氷郡役所」です。
明治44年に建てられた群馬県内に残る唯一の郡役所建築で、安中市指定重要文化財に指定されているとのこと。

内部が一般公開されていましたので、用を足したいのもあって中に入りました。
すると安中城のジオラマや旧中山道の宿場についてなどの展示物に見入ってしまって、けっこう時間をとられてしまいました(^^;)

町口門跡から東に真っ直ぐ延びる道が「大名小路」でいいのでしょうか?
かつては道の左右に侍屋敷が並んでいたもようです。

やがて右手に安中小学高のグラウンドが見えて来ますが、その辺り一帯が二の丸だったようです。

学校の駐車場でしょうか? その一角に安中城址の石碑がありました。

小学校を出てさらに大名小路を進むと、すぐに「旧安中藩郡奉行役宅」があります。

現地案内板によると、こちらは幕末から明治初年にかけて安中藩の郡奉行であった猪狩幾右衛門懐忠が住んでいた屋敷とのことです。長屋門一棟と、母屋一棟からなり、ともに木造茅葺平家建。安中市の重要文化財とのこと。都市計画道路を避けるために、約6メートル南へ復元したそう。つまりは、前の道(大名小路)もクランクさせていたってことですかね。

旧安中藩郡奉行役宅の西側にも、かつて城下だったことを伝えてくれる建物があります。
それがこちらの「旧安中藩武家長屋」ですね。
現地案内板によると、中位の身分の藩士が居住していた武家長屋で、三軒分が現存していたところを、古図面や建物に残された痕跡を元に四軒長屋として修理復元したものだそうです。安中藩では一般的な規模のものとのこと。こちらも安中市重要文化財。

なお、「旧安中藩郡奉行役宅」も「旧安中藩武家長屋」も一般公開されていていたのですが、先ほどの旧碓氷郡役所のように中まで入ってしまうとついつい時間をかけてしまうので、外からさらりと眺めるだけにしておきました。時間の問題であって、市外の人が有料だったからではありません…っていいわけがましいか(^^;)

旧安中藩武家長屋の西側には西門があったとのことで、道も入り組んでいて往時の雰囲気を伝えてました。
…なのに、こんな写真しか撮ってなかったorz

続きます。


2022/02/04

西上州ゆるゆる訪城 その1 見所満載! の松井田城編③

さて主稜線を本丸へと戻り、今度は二の丸方面へと向かいます。

まず最初にあるのは馬出。
アタシのとぼしい経験では、このような山城の稜線上に馬出があるのは珍しい気がしますねぇ(´・ω・`)

堀切を隔てた二の丸に向かいます。

堀底から見た二の丸北東側の塁壁とその下の削平地。こちらも腰郭なのでしょうね。

二の丸も広いスペースです(日本城郭体系によると80×50メートルとのこと)。

北側には土塁が残っていました。

二の丸西端にはベンチが設けられていました。
木々の間から妙義山も見えますし、休憩にはよさ気なスペースですね。

で、西側に向かおうと行く手を見たのですが…ウオッ∑(゚Д゚)

すげ~急角度の斜面となってました。
ロープが渡されておりましたが、やはり山行用のシューズ(ややライトなシューズでしたけどね)で来てよかったと思った光景です。

へっぴり腰で斜面を下りきってから振り返って撮影。
うぅぅむ。こりゃあ登れません。堅固ですわ( ̄。 ̄;)

この先、西側は松井田城跡最大の見所である連続空堀なのですが、

先ほど降下した斜面を登らずに二の丸にアプローチできるルートはなかったのか? と思って二の丸北側塁壁の辺りをウロウロとしますと…、

斜面をトラバースする踏み跡が見つかり、少し進んでみたものの…竪堀なんかもありかなりシンドイ。
こんなヨレヨレと進んでいたらあっつー間に二の丸からボコボコにされてしまうよなぁ~、などと思い、引き返します。

いったんロープのある降下点まで戻り、西側に進みます。

この先にあるのが最大の見所のひとつである連続空堀です。
主稜線上にいくつもの土塁と空堀が連続して並んでおり、その様子は壮観のヒトコト。
土塁と空堀が連続する防御線は竪堀のことが多く、しかも東国ではあまり見られないようです。しかもこちらは、主稜線上を(おそらくは)削平して設置しているようなので、かなり珍しい遺構なんだと思います。
攻城側としたらそーとーやっかいな施設だと思われました…現にアタシはコレを最初に見たときには、思わず「なんじゃコレは!?」と声を上げて、しばしボーゼンとなりましたね。

写真ではその迫力というか、驚きポイントが伝わりにくいのが実に残念です。

そんなこんなで、主要な遺構はコレで見終わったもようなので、下山にかかりましたが…
西登城口への最後の斜面も、なかなかにシンドカッタです(*´Д`*)

西登城口に下りたあとは、補陀寺に行きます。
補陀寺は松井田城のある主稜線から南に伸びた枝尾根の突端にありまして、大道寺政繁が居館としていたとのことです。
補陀寺の本堂の背後が小山のようになっていますが、それがバイパスに分断された尾根の残った部分のもようで、Googleマップではそこが補陀館跡となっています。

ですので、アタシはバイパスを横切ってまずその小山に登ってみましたが、ピーク部分は広くはなく、石碑が残されていました。かつて神社のお社でもあったような雰囲気でした。

ピークから見たバイパス。尾根が分断されているのがよくわかります。

その小山の南側中腹から見えた妙義山。

補陀寺の境内には大道寺政繁のお墓がありました。

補陀寺はかなり立派なお寺でしたねぇ。

ってなわけで、松井田城の散策は終了。
期待していたとおり、ガツンとしたインパクトのある城跡でした。
その分カラダにも少なからずインパクトが残りましたけどね(^_^;)

2022/02/03

西上州ゆるゆる訪城 その1 見所満載! の松井田城編②

さて、ザッとではありますが、松井田城の北側に伸びた枝尾根上の主要な遺構を見終えたアタクシは、分岐に戻りまして、大手門方面へと向かいます。

道は堀底なんでしょうか? 左右は切り立った崖になっています。

上の写真の右手の崖上は削平されて郭になっていたもよう。

さらに進むと大手門跡です。日本城郭体系には「扇子門」とあります。
枡形にしていたっぽい意匠が見て取れますね。

こちらの石積みは大手門の遺構でしょうか?

門跡を過ぎてさらに隘路を進みます。左手が本丸、右手が馬出の塁壁ですね

主稜線上に出ました。写真右手が二の丸方面で左が本丸になります。
ここも尾根が切られていますね。

本丸へ向かいます。

本丸到着。

本丸はかなり広い郭でした(日本城郭体系によると、80×80メートルとのこと)。
郭内には植林と思しき木々が立ち並んでいますが、下生えなんかは処理されているのでしょう、キレイに整備されており散策しやすくなってます。保存会の方々のおかげでしょうか? 感謝です。

南側の縁は切り立った崖になってまして、木々の切れ間から妙義山が見えます。

南西側を見ると、二之丸方面との堀切でしょうか? かなりの比高差がありますね。

北東側は一段高くなっている箇所があり、虚空蔵菩薩のお社が建っています。
事前に調べていたところでは、本丸の北東部には櫓跡があるようだったですが、ここが櫓跡ってことでしょうか?

本丸をあとにして通路を南東方向に進みますと、櫓台跡があります。
現在は周囲を木々に覆われており、見通しは利きません。へたれのなアタイの人生と同じですね(>_

通路はさらに東に向かっていますが…これがけっこうな急降下でした( ゚д゚)
堀切の跡なのでしょうけど、こちらもかなりの規模ですね。

その堀切の底まで下りてきました。
北の斜面に向かってさらに先ほど下から見上げた竪堀がありますね。

この先は、安中郭になります。
安中郭は大道寺政繁が大改修する前の安中氏支配の時代の跡だそうです。

安中郭の北側には枡形の虎口跡が見受けられます。

この写真の方が分かりやすいですかね。
日本城郭体系によると、かつては野面積み石垣で被覆されていたらしいです。

そして安中郭。
安中氏が武田勢と争っているころの本丸跡のようで、日本城郭体系によると70×80メートル
とのことですから、こちらもかなり広いですね。

郭の東側には大道寺政繁の記念碑がありました。

南西側の縁から見下ろしますと…ここも絶壁ですね。

さらに東に向かいますと、またも大きな堀切が郭どおしを分断しております。
堀底から北の斜面に設けられた竪堀が先ほどのS字状竪堀とつながる感じですかね。

そしてこちらが安中二之丸。
この二の丸の南側斜面が、最初に見た腰郭群ですかね。

この先東側が、先ほど通った水の手方面との分岐になりますので、いったん戻って、今度は主稜線の西側を散策することにします。

続きます。

2022/01/31

西上州ゆるゆる訪城 その1 見所満載! の松井田城編①

えーと、松井田城跡へと行ってきました。

松井田城といえば、アタシなんかがいうまでもなく、碓氷峠の上州側の守りを固める城として有名ですよね。
武田家、織田家、後北条家という戦国期のビッグネームの係争の中で度々その名が現れますので、以前からずっと訪れてみたいと思っておりました。

ところで、アタシは昨年12月に碓氷峠熊野神社へと行きました。
山行ではなくて、ウチの奥さん御朱印集めのお付き合いドライブで(その際のレポートはこちら)、その際、せっかく碓氷峠まで行くのだから、帰りにチラッとでも松井田城跡に立ち寄れないものかな~? などと思って、ちょいと調べたンですな。

松井城址保存会のホームページを筆頭に、先達達の案内を参照させていただいたわけですが(参照させていただいた皆様ありがとうございます)、調べれば調べるほど分かったのは、生半可な出で立ちで行っていい城跡ではない! ということでした。

東西およそ1km、南北に1.5km、標高250~400mの尾根上に縄張りされた山城で、その規模は群馬県最大級。しかも保存状態はとっても良好で、戦国期の遺構をよく残しているとのことです。
それはそれで“お城男子”であるアタイにはヨダレが出るほど魅力的ですが…経験上、“”保存状態がいい山城”を見るには、かなりの労力が必要です。
しかもその規模が群馬県最大級というのですから、ガッツリとはいわないまでも、それなりに山登りの装備でいった方がいいだろう…ドライブがてらにチラッと立ち寄るなんてナメた態度はやめておこうと思い至った次第なのでした。

まぁ実際松井田城は標高400メートルといえば、奥武蔵の日和田山あたりの低山エリアよりも高いわけでして…山行といっても過言ではないでしょう。現にひと組ではありましましたが、ハイカーとすれ違いましたしね(*^_^*)

ってわけでございまして、しっかりと山行用の装備を整えて松井田城へと向かうことにしたアタクシ。
電車で行くことにしましたので、高崎線で北上し、高崎駅から信越本線に乗り換えて西に向かいます。

山行でも西上州に訪れた経験は少ないですが、それでも私の住んでいるエリアから丹沢に行くのとあまり変わらない時間だな~、などと思いつつ、西松井田駅で降車。

駅舎からは間近に妙義山と少し遠目に雪を被った浅間山が見えました。

行く手に目を向けますと、正面に横たわった尾根がありまして、そちらが松井田城跡です。

今回のアタシのヨレヨレとしたログがこちらになります。

今回は西松井田駅から歩いて15分ほどのバイパス登城口からアクセスしました。

取付口からはそこそこ傾斜のあるトレイル。
やっぱり山行のウエア&シューズでよかったと思いましたね。

そんな中を登り込んで行くこと10分足らずで…オロッ?

早くも遺構が現れました。
腰郭です。

トレイルの左右に段上にいくつも配されているもよう。
…というかトレイルは後から作った道なんでしょうかね

腰郭群を眺めつつ登って行くと、主稜線上に出ました。
分岐になってまして、そのまま真っ直ぐ進むと北側斜面へ乗越します。

左手(西側)は安中郭方面です。

しかし、右手(東側)もなんか削平地っぽく、よく踏まれている感じ。

なんとなく気になってそちらに進みますと、先には堀切と思しき地形もあったりしました。

こちらも遺構なんだろうな~と思いつつ、尾根が落ち込んでいるトコまで進んで引き返します。この後に駐車場登山口でパンフレットを貰ったのですが、そのパンフレットには安中三ノ丸とありましたね。私が引き返した先にもまだ郭が続いていたみたいです。

ともあれアタシは北側に向かって斜面を下ります。
主稜線の北側は複数の枝尾根が伸びており、そちらも城郭化がされております。

すぐに現れた遺構はS状空堀。
クランク状に折れ曲がった空堀跡のようですが、堀に沿って奥に進むのは禁止されておりました。

さらに進むと南側が安中郭への急斜面となりますが、そちらに竪堀が設けられておりました。

竪堀はもうひとつありまして、そもそもこの斜面を登れんだろうと思うのですが、さらに防御を固めてるか! とちょっとビビりましたね。

竪堀のちょっと先にあったのは水の手。パンフレットによると、こちらの大石(なのかな?)には文字が刻まれていたようです。もちろんこの時は気がつきませんでした(^^;)

さらに進みますと、大手門方面と駐車場方面との分岐に着きます。

大手道を駐車場方面に向かいます。
こちらは北東に向かって伸びる尾根で、

いくつかの堀切や、

土塁跡、

郭跡などが見受けられます。

分岐から5分ほどで駐車場に到着。案内所があり、こちらでパンフレットが配布されておりました。アンケートなどもありましたね。

こちらが駐車スペース。

北東の視野が開けていまして、見えていたのは榛名山でしょうかね。

大手道を戻りまして、先ほどの分岐を今度は大手門方面に進みます。
本丸から北東に向かって伸びる尾根の北側を通る感じ。

その尾根を分断するかのような堀切があり、

さらに、尾根に向かった斜面の底には横堀跡があります。

尾根に向かっての斜面を見上げます。比高差に加えてほぼ絶壁で、コレを登るってことはちょっと考えられません。その上で横堀を設置しているって…どんだけ念入りなんだよって感じです(^^;)

そのまま進むと、大手門方面とこれまた北東に伸びる柊尾根方面との分岐になりまして、アタシは柊尾根方面に向かいます。

こちらの尾根も先端に向かっていくつか郭があり、堀切によって分断されているもよう。通路は堀切および郭の下をトラバースするよう延びていて、少し広くなっている箇所は武者だまりとの案内がありました。

さらに通路を下って行くと、

こちらの城跡の見所のひとつである連続竪堀が現れました。

尾根の斜面に文字どおり竪堀が連続で並べるように切られています。
その様子はなかなかに壮観なのですが、写真ではつたわりませんねぇ。

さらに尾根の西側斜面を下ります。ロープも張られていいましたが、かなりシンドイ確度です(>_

その先はパンフレットに登城路とある遺構です。
北に向かって土橋というか土塁が続いておりまして、左右は切り立って谷に落ち込んでいます。他の山城では見られない貴重な遺構とのこと。

5分ほど進むと、沢に遮られておりまして、その先もちょっと進んだものの時間がかかりそうなので引き返します。

これで、北側の枝尾根方面はだいたい見ましたので、お次は主稜線上の遺構を散策に向かいます。

続きます。

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